これまでにHuluとかバンダイチャンネルとか、ドラマやアニメが見れる定額制の動画サービスに何度か申し込んでいるのだけど、だいたい使い始めて2ヶ月目くらいで解約してしまう。

理由は単純で、そのくらいの期間になるとまったく利用しなくなってしまうからだ。

テレビは10年くらい前からほとんど見ていないし、動画を見る時間は年々減少傾向にある。

利用しなくなるのはなぜかというと、動画を30分から1時間、それを見るためだけに時間を取ることができなくなっているからだと思う。

別段そこまで時間に余裕がないわけではなく、こうして文章を書いたり本を読んだり、ゲームをしたりするような時間は1日のうちに2〜3時間くらいは取れている。

でもそれを動画を見るためだけに費やすのは嫌なのだ。

途中で飽きてしまうし、他のことがしたくなる。

ニコニコ動画はまだちょくちょく見ているのだけど、あそこに上がっている動画は数分〜10分くらいの短いものがけっこう多く、ちょっとした時間の隙間に息抜きで見るのに向いている。

だから動画の視聴時間は短いのだけど、サービスの利用期間自体はけっこう長くなっている。

そう思うと動画を見るのが嫌なのではなく、長い動画を見続ける、ということに耐えられなくなっているようだ。

子どもの頃はテレビを1日3時間くらいは見ていたはずなのだけど、いつの間にか習慣がまったく変わってしまっている。

若年層ほどテレビ離れが顕著なようだし、こうした傾向は多くの人に共通する時間の使い方の変化のあらわれなのかもしれない。

月並みな分析だけれど、こうした傾向が強まっている理由には、ネットの普及が上げられるだろう。

そこで交わされるコミュニケーションや、提供されるコンテンツは短く、断片的なものが多い。

短い情報や言葉、画像、映像のやりとりを繰り返していくうちに、そうした行き交いに慣れた人間の処理スピードは向上しているはずだ。

そうなってしまうと、30分から1時間をかけてゆっくりと伝達される映像や情報といったものは、まどろっこしく感じてしまうのかもしれない。

だから動画を見ていると何か暇だな、他にもっと短時間で消化でき、こちらからの応答もできるものが発生しないかな、と飢えてしまうのかもしれない。

こういった変化がよいことなのか悪いことなのかはわからないが、すでにそうした変化は成立し、私の体に定着しているようだ。

それがネットに接するすべての人に共通する要因として定着し続けるのだとすると、テレビや新聞、ラジオなどの旧世代のメディアはじわじわ衰退していくしかないのだろうし、それを逆行させることはおそらく不可能だろう。

好むと好まざるとに関わらず、それはもうそうなってしまっていることなのだ。